安全・安心 福島原子力発電所事故・放射能に関する情報提供

放射線の単位と目安

1、放射線が人体に及ぼす影響を定めた放射線の量をシーベルトと言います。

  単位として、シーベルトの1,000分の1を意味するのが「ミリシーベルト」
  100万分の1を意味するのが「マイクロシーベルト」と呼称して使われます。
  1ミリシーベルトは1,000マイクロシーベルトです。


2、放射線の強さは距離に関係し、離れれば離れるほど測定値は小さくなります。

  原子炉爆発があった場合、遠くへ逃げろというのはそのためです。
  放射線量は、およそ距離の二乗に反比例します。


3、自然から浴びる自然放射線は世界平均で一年間に一人当たり2.4ミリシーベルトです。

  その内訳は

大地から0.46ミリシ−ベルト
食物から0.24ミリシーベルト
空気中から1.3ミリシーベルト
その他0.4ミリシーベルト

4、医療検査で浴びる放射線

胸部X線レントゲン50〜100マイクロシーベルト
断層撮影検査1回(CTスキャン)6.9ミリシーベルト
胃のX線検診1回600マイクロシーベルト

5、高度1万メートルでの航空機内で浴びる放射線

一回の飛行0.1〜0.35マイクロシーベルト

これらを目安に安全を確認してください!!


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主な放射性物質の半減期

放射性物質の名称記号半減期放射性物質が出す
主な放射線の種類
備考
炭素-1111C20分ガンマ線人工
酸素-1515O2分ガンマ線人工
リン-3232P14日ベータ線人工
カリウム-4040K13億年ベータ線、ガンマ線天然
鉄-5959Fe45日ベータ線、ガンマ線人工
コバルト-6060Co5.3年ベータ線、ガンマ線人工
ストロンチューム-9090Sr29年ベータ線人工
ヨウ素-131131l8日ベータ線、ガンマ線人工
セシウム-137137Cs30年ベータ線、ガンマ線人工
ラジウム-226226Ra1600年アルファ線天然
ウラン-235235U7億年アルファ線、ガンマ線天然
ウラン-238238U45億年アルファ線天然
プルトニウム-239239PU2万4千年アルファ線人工

(半減期:最初に合った放射能の量が半分になるまでの時間)


☆ヨウ素-131

高温では気体となり、遠方にまで飛散する。8日で半減し、3か月で1万分の5.5程度になる。
成長期の子供は甲状腺に影響を受けるので注意が必要。


☆プルトニウム-239

葉圧ガン性があり、極めて毒性が高い。
銀白色の金属で重く、遠くには飛散しないが、爆発などで飛び散った場合は100Km圏内は危険が伴う。
強力な電磁波を発生させ、地下に沈む特性があるため深刻な土壌汚染を生む。


☆セシウム-137

人体に有害。土壌が汚染される。人体や農産物に影響がでる。
半減期が30年と長いが生物学的には体内に摂取されても代謝によって多くは200日程度で体外に排出されるので影響は少ない。


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原子力事故の国際評価尺度

※1 放射性物質の外部への放出量(ヨウ素換算)など
※2 ベクレルは放射線を出す能力の強さ。テラは1兆倍

 レベル基準(※1)事故例
事故レベル7
深刻な事故
・数万テラベクレル以上(※2)・チェルノブイリ原発事故
(86年520万テラベクレル)
・福島第一原発事故
(2011年37万〜63万テラベクレル)
レベル6
大事故
・数千〜数万テラベクレル
レベル5
施設外へのリスクを伴う事故
・数千テラベクレル
・炉心の重大な損傷
・米国スリーマイル島原発事故
(1979年)
レベル4
施設外への大きなリスクを伴わない事故
・少量の外部放出
・炉心のかなりの損傷
・従業員の致死量の被ばく
・JCO臨界事故
(1999年)
異常な事象レベル3
重大な異常事象
・極めて少量の外部放出
・施設内の重大な汚染
・急性の放射性障害を生じる従業員の被ばく
・旧動燃東海事業所火災爆発
(1997年)
レベル2
異常事象
・施設内のかなりの汚染
・法定の年間制限を超える従業員の被ばく
・美浜原発蒸気発生貴細管破断
(1991年)
・志賀原臨界事故
(1999年)
レベル1
逸脱
・運転制限範囲からの逸脱・高速増殖炉もんじゅナトリウム火災
(1995年)
・美浜原発11人死傷事故
(2004年)
レベル0・安全上重要ではない事象

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食品汚染について

農産物の汚染経路


(ア)大気中の放射性物質が表面につく

葉もの野菜の表面についた
・放射性ヨウ素
・放射性セシウム


対応策

(1)水洗い…10〜30%は落ちる。
水を入れたボウルやたらいの中で、野菜を振るように洗うと良い。

(2)水洗いのあと、さらにゆでて、そのゆで汁を捨てると40〜80%は除去できる。
※生では絶対に食べない


(イ)土壌に降り積もった放射性物質が根を通じて吸収される

対応策

(1)根をよく水洗いする。

(2)ゆでる。ゆでると放射性物質はゆで汁に溶け出る。
ゆで汁を捨てると低減できる。



厚生労働省が定めた食品の放射性物質の基準(警戒値)


基準値:1sあたりのベクレルの値。ベクレルは、放射性物質の放射能の強さの単位

(ア)放射性ヨウ素牛乳・乳製品300ベクレル
野菜類(根菜・イモ類を除く)2,000ベクレル
(イ)放射性セシウム牛乳・乳製品200ベクレル
野菜類・穀類
肉・卵・魚・その他
500ベクレル
(ウ)ウラン乳幼児用食品
牛乳・乳製品
20ベクレル
野菜類・穀類
肉・卵・魚・その他
100ベクレル
(エ)プルトニウム乳幼児用食品
牛乳・乳製品
1ベクレル
野菜類・穀類
肉・卵・魚・その他
10ベクレル

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水道水の汚染について(警戒値)

厚生労働省が定めた食品の放射性物質の基準(警戒値)


基準値:1sあたりのベクレルの値。ベクレルは、放射性物質の放射能の強さの単位

乳児用
飲料水・粉ミルク
放射性ヨウ素100ベクレル
乳児用以外放射性ヨウ素300ベクレル
放射性セシウム200ベクレル
ウラン20ベクレル
プルトニウム1ベクレル

※乳児には充分な水分補給が大切
 水分不足は健康に重大な影響をもたらすことになるのでそのことにも充分注意が必要。


対応策

遠方まで飛散し、水道水から検出された放射性物質は「ヨウ素131」です。
ヨウ素は高揮発性なので遠くまで飛びます。
しかし、ヨウ素の半減期(半分に減る時期)は約8日間。今回の検出は、現段階でほとんど心配はありません。
でも念のためにヨウ素が混入した場合の処理方法をお知らせします。


1、大きめの鍋に勢いよく水道水を注ぎます。

この時点である程度ヨウ素は飛びます。


2、続いて5分間沸騰させます。この時換気扇を回すことを忘れないように。

(揮発性があるので、ある程度飛ぶ)


3、室温まで冷ましたら、炭を鍋に入れて30分間静置します。

炭(活性炭)はヨウ素を吸着する。


4、この操作を2回行えば、最初の総量の0.05%まで下がります(減少します)。

冷蔵庫保存は48時間を超えないようにして下さい。


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